「就活が解禁する前に一つでも内定がほしい」
「早期内定の取り方が知りたい」
この記事はそんな就活生のために書いています。
「就活は3月から解禁し、6月から面接開始」
現在の就活のルールはこのようになっているのですが、これは表向きのルールであって実は3月よりも前に早期内定を出してしまうような選考の早い企業が存在するのを就活生の皆さんは知っていますか?
僕は就活生だったときに、この事実を知って「就活解禁前に内定がほしい!」という気持ちから大学3年の10月から就職活動を本格的に始めて、1月に第一志望の企業から早期内定を手に入れることができました。
そこで今回は僕の経験を基に、就活が解禁する3月より前に早期内定を取る方法やメリット・デメリット、更に選考の早い企業や業界を紹介したいと思います!
目次
早期内定を取るのに特別な経験は必要ない
就活をこれから始める人、就活を始めたばかりの人は
どうせ早期内定を取るには何か特別な経験が必要なんでしょ?
こんな風に思う人もいるかもしれません。
例えば留学・長期インターンシップ・TOEIC満点といったような。
僕も最初はこのように思っていましたが、早期内定を取るのに特別な経験・スキルは全く必要ありません!
なぜなら早期内定を取った僕がこのような特別な経験がない大学生、「学生時代頑張ったこと」は「サークルの幹事長の経験」という極々一般的なものだったから。
(※僕は大学3年の夏から長期インターンシップを始めていましたが、特に成果を出したわけではないのであまり話題には出しませんでした)
もちろん特別な経験やスキルがあれば他の就活生との差別化に繋がりますが、学生時代頑張ったことがサークルやバイトでも早期内定は取ることができます。
僕の経験がそれを裏付けています。
以前こんな記事を書いてあるので興味のある人は読んでみてください????
【関連:学生時代頑張ったことがサークルとアルバイトしかない大学生が就活で勝つためには】
早期内定を取るメリット
次に早期内定を取ることにはどんなメリットがあるのか、僕が考える早期内定のメリットを3つ紹介します。
- その後の就活が超楽になる
- 就活解禁前に実践的な面接練習ができる
- 早期内定者の友達ができる
それぞれ見ていきましょう!
その後の就職活動の気が楽になる
一つ目はなんといってもこれ、早期内定を取るとその後の就活が本当に楽になります。
やはり就活をしているときって内定が一つもない状態だとどうしても不安になるんですよね…
一つも内定取れなかったらどうしよう…
このような不安が就活中は常につきまとうものです。
しかし早い時期に内定を取ることができれば精神的に楽になると同時に、就活が解禁した3月以降、周りの就活生よりも余裕をもって就活をすることができるようになります。
これはかなりのアドバンテージになりますよ!
内定が無い状態で就活解禁を迎えた就活生はすべり止め含め何十社も企業の選考を受けますが、すでに内定を持っていれば本当に就職したいと思える企業だけを受けることができて、その企業の選考に集中できるわけですから。
就活解禁前に実践的な面接の練習を積める
二つ目のメリットは、就活解禁前に実践的な面接をする経験を積めるという点です。
これは早期内定を取るというメリットというよりも、“早期選考を受けるメリット”ですね。
就活の面接はとにかく“慣れ”です。
最初は面接の経験が不足していて慣れていないので、なかなか面接官の前で上手く受け答えられず選考にも落ちてしまうんですよね。
しかし面接の回数を重ねていけば徐々に面接の雰囲気にも慣れてきて緊張感もなくなり、面接での通過率も上がってきます。
もし第一志望の企業が就活解禁後に選考を開始する企業であれば(商社・不動産・金融など)、就活解禁前に早期選考の面接を受けて面接の場数を踏んでおきましょう。
いきなり第一志望の企業の面接を受けたらほぼ確実に選考に落ちます。
事前に早期選考をしている企業で面接の練習をする方が、第一志望の企業の選考を突破できる確率が高まりますよ。
早期内定者の友達ができる
三つ目のメリットは早期内定者の友達ができるという点です。
早期内定を出すような企業は内定者に様々なイベントを開いてくれます。
例えば内定者同士のランチ会、先輩社員との座談会などなど。
ここで初めて自分以外の早期内定者の人と顔を合わせるわけなのですが、この早期内定者たち、やはりレベルが高い人たちばかり。
僕は早期内定をもらったあと少し気が緩んでいた部分があったのですが、同じ早期内定を取った人たちはみんな長期インターンシップでバリバリ仕事をしているような人たちばかりでかなり刺激を受けました。
このような意識の高い大学生と知り合いになれるのも、早期内定のメリットだと考えます。
早期内定を取るデメリット
早期内定を取るのはメリットしかないように思えますが、実はいくつか早期内定を取るデメリットも存在するんですよね。
僕の経験を基に今回は2つのでデメリットを紹介します。
早期内定を辞退するのはやや辛い
これは僕の友達の話です。
その友達は2月中旬ごろ、某インターネット通販会社から内定をもらいました。
彼は本命の業界が商社や不動産だったので、就活解禁前に内定をとりあえず一つゲットしておいて、その後も就活を続けるつもりでしたが、その内定を取った企業が「入社の意思確認を3月中にお願いします」という連絡をしてきたのです。
この時は人事に連絡するのが気まずく、別の業界も受けていることをなかなか言い出しにくかったようですが、正直に人事の人と話したことで6月まで意思確認の期限を引き延ばしてくれました。
その後、彼は無事第一志望の企業に内定が決定。
しかし内定が決まった後、6月まで期限を伸ばしてくれた人事の方に「内定を辞退します」というのは辛かったようです。
早期内定を取ると企業は優秀な人材を確保しようと、一般的な企業が内定を出す6月より前に入社の意思確認をしてきます。
こういったときは正直に人事の人に話し、入社の意思確認をする期限を引き延ばしてもらえるように話し合ってみましょう。
内定ブルーになる可能性がある
皆さんは「内定ブルー」という言葉を知ってますか?
内定者が就活を終えた後、「本当にこの企業に就職してよかったのか」と悩み始めるのが内定ブルー。
内定もらったのにそんな贅沢なこと言わないでよ
そんな就活生の声も聞こえてきそうですが本当に起きるんですよね、内定ブルーという現象が。
僕は1月の後半に第一志望の企業から早期内定をもらい就職活動を終えてしまったのですが、就活が解禁した3月以降に内定ブルーになってしまいました。
みんなバリバリ就活をしているのに、自分は就活を続けなくていいのだろうか…
あれだけ内定がほしかった企業から内定がもらえたのに、「このままでいいのか」という不安が押し寄せてくる毎日。
さすがにこのままではヤバいなと思い、その不安を解消できるような何か新しいことを始めようと決めて、その後このブログに熱中しだんだんと内定ブルーが解消していきました。
これは人それぞれだと思いますが、早期内定を取って就活をやめると内定ブルーになるかもしれないということを頭に入れておいてください!
選考の早い企業・業界一覧
早期内定のメリット・デメリットが分かったところで、そろそろ僕が早期内定を取ることができた方法を紹介していきたいと思います!
とは言っても「早期内定を出す企業・業界ってどこなの?」と思う人も多いと思うので、まずは選考の早い企業・業界を知るところから始めましょう。
選考の早い企業・業界としてよく知られているのは、外資系の企業やIT企業。
どちらも「日本の就活のルールに付き合ってられない」という理由から、独自の採用方法を使って選考を行っています。
具体的な企業はこちら。
選考の早い外資企業例
- ゴールドマンサックス
- JPモルガン
- バンクオブアメリカ
- UBS証券
- メリルリンチ証券
- ドイツ銀行
- プルデンシャル生命保険
- アクセンチュア
- デロイトトーマツコンサルティング
- A.T.カーニー
- マッキンゼーカンパニー
- ボストンコンサルティンググループ
選考の早いIT系企業例
- サイバーエージェント
- Yahoo Japan
- 楽天
- DeNA
- GREE
- マイクロアド
- ネットプロテクションズ
- メルカリ
- LINE
- freee
- ビズリーチ
- ワークスアプリケーションズ
今回紹介した外資系の企業やIT企業以外にも、フジテレビ・テレビ朝日といったテレビ業界や広告業界も選考が早い傾向にあり、早期選考を行っている企業はまだまだたくさんあります。
ONE CAREERといった就活サイトでどのような企業が本選考をしているのか、常にチェックしておきましょう。
早期内定を取る方法
ここからは僕が早期内定を取る方法を紹介していきたいと思います。
この方法を使って僕は1月末に第一志望の業界から内定をもらい、就活を終わらせることができました。
皆さんも参考にしてみてくださいね。
就活サイトはONE CAREER一択
まずは就活サイト選びから。
僕はリクナビ・マイナビといった超有名な就活サイトは一切使っていませんでした。
理由はこういった就活サイトは掲載している企業の数が膨大で、情報量が多すぎるのもあり、自分がほしい情報が載っていなかったから。
僕が理想としていた就活サイトは「本選考をしている企業が一目で分かる」、そんなサイトでした。
その僕の希望をかなえてくれた就活サイトで、皆さんにもぜひ使ってほしいのが「ONE CAREER」という就活サイト。
「ONE CAREER」はHP上に「本選考を探す」というページがあり、そのページでは就活が解禁する前から本選考を行っている企業の一覧をどんどん更新してくれているのです。
そして就活に役立つ記事も豊富なので、ぜひ早期内定を目指している就活生は「ONE CAREER」に登録してみてください。
色んな企業の人に会い、本当に行きたい企業・業界を探す
次に色んな企業の人に会い、選考を受けてみたいを思えるような企業や業界を探していきます。
「早期内定を取ろう!」と意気込み、早期選考を行っている企業を片っ端から受けていくのはおすすめしません。
やはり早期選考を行っている企業はかなり狭き門で、「ただ内定がほしいから」という理由だけの就活生が早期内定がもらえるような甘い世界ではないからです。
そのためにも、本気で早期選考を受けたいと思えるような企業や業界を探していきましょう。
僕は大学3年の10~11月の間は、精力的に企業を回り、自分は将来どんな仕事をしたいのか・どのようなことに興味があるのか・何がやりがいなのかを徹底的に考え抜きました。
様々な企業や業界を知っていくために「スカウト型就活サイト」を利用することをおすすめします。
スカウト型就活サイトとは、就活生がそのサイトにプロフィールを記入すると企業からスカウトがもらえるサービスのこと。
僕は「ONE CAREER」で興味のある企業をリストアップしていくのと並行して、こういったスカウト型就活サイトを活用してスカウトをもらったらその企業に会いに行き自分の視野を広げる、ということをしていました。
自分の力で企業を探すのは限界があるので、こういったスカウトがもらえる就活サイトに登録しておくと便利ですよ。
スカウト型就活サイトはニクリーチとキミスカがおすすめです。
「ONE CAREER」と合わせて登録しておきましょう。
受ける業界は統一し、企業を3~5社に絞る
早期選考を受ける業界が決まったら、受ける企業は「3~5社」に絞りましょう。
何社も受けると体力的にも疲れますし、受ける企業を絞って企業研究を徹底的に行い面接対策をした方が早期内定を取れる確率が高いからです。
かく言う僕も、本選考ではインターネット広告に関する企業の中でも3社に絞りました。
一番行きたい企業の面接を最後に持ってくる
面接の順番も考えておきましょう。
受ける企業を絞れたら、その企業を自分の中でランク付けしていきます。
そしてランクが下の企業(志望度がそれほど高くない企業)から先に受けるようにしましょう。
まだ本選考の面接に慣れていない状態で面接を受けると、面接の受け答えもなかなかうまくできず、選考に落ちてしまう可能性が高いです。
そのため一番行きたい企業の面接を受けるときに、面接にも慣れてきて受け答えもスムーズに行えるような状態で臨めるように面接のスケジュールを組むことをおすすめします。
面接は録音して復習→改善を繰り返す
そして受けた面接は必ずスマホのボイスレコーダーで録音し、自分の面接での受け答えの良かったところ・悪かったところを分析するようにしましょう。
面接は受けるだけで終わりの人が周りにも多くいましたが、それでは一向に面接は上達しませんよ!
録音した面接を振り返り、上手く答えられなかったところを、次は絶対に答えられるようにするために必ず復習をしましょう。
このように準備→実践→復習→改善というPDCAサイクルを回すことで、一番行きたい企業の面接を受けるまでに面接にも慣れ受け答えもスムーズに行えるようになっているはずです。
「早期内定目指していた企業に落ちた…」それもまた良い経験!
僕は本選考を受ける企業を3社に絞り、面接の順番も工夫した結果、なんとか第一志望の企業から内定をもらうことができました。
ではその他の2社の選考結果はどうだったのでしょうか?
結果はどちらも1次面接落ち。
どちらもあっさり落とされてしまったんですよね。
お祈りメールが来た時はへこみましたが、それもまた良い経験だと自分に言い聞かせ、淡々と面接の準備をしていました。
就活生の皆さんも早期選考を受けると選考落ちを経験すると思います。
そこで「早期選考なんか受けたくない…」と思うか、「なにくそ!絶対第一志望の企業に受かってやる!」と反骨精神を見せるかどうかでその後の就職活動が大きく変わってくるはずです。
そのためたとえ早期選考に落ちたとしても、その悔しさをバネに次の選考に向けて努力していくようにしてください。
早期内定を勝ち取って就活を有利に進めよう!
今回は早期内定者の僕が就活が解禁する3月より前に早期内定を取る方法やメリット・デメリット、更に選考の早い企業や業界を紹介してきました。
だいぶ長くなってしまいましたが、今回の話を要約すると
誰にでも早期内定を取れるチャンスはあるので、早期内定を取りたいなら適切な準備や努力を行い、自分の行きたいと思えた企業から早期内定を勝ち取ろう
これですね。
今回紹介した方法で、学生時代頑張ったことがサークルだった僕も早期内定を勝ち取ることができました。
早期内定を取れればその後の就職活動がグッと楽になってきます。
1人でも多くの就活生が早期選考にチャレンジし、早期内定を取ってきてください!!
こんにちは!僕は18卒の学生として就活を経験し、今年から都内のIT企業に就職するヒロ(@Hiropto0907)と申します。