面接で必ずと言っていいほど聞かれる「学生時代頑張ったことは何ですか?」という質問。
この質問に対して「学生時代頑張ったことがサークルとバイトしかない…」と悩んでいる大学生の人も多いのではないでしょうか?
その一方で、
「長期インターンシップで〇万円の売上を達成しました!」
「1年間留学に行っててTOEIC満点です!」
「部活で全国大会に出場しました!」
などという輝かしい実績を引っ提げて就活に臨んでくる大学生がいるのも事実。
こうした人に会ってしまうと絶対勝てないと思ってしまいますよね。
でも大丈夫。
学生時代頑張ったことがサークルやバイト、何であろうと就活で勝てます。
人事は学生時代頑張った成果ではなく、どのように頑張ってきたかを見ているのですから。
どのように頑張ったかを話し、自分のポテンシャルをアピールする
輝かしい実績を持つ就活生にどうやって対抗していけばいいか、その答えは「学生時代どのように頑張ってきたか」という過程の部分を徹底的に突き詰めることです。
「結果」ではどうしても見劣りしてしまう、これはしょうがない。
ですがここで朗報です。
頑張ってきた成果ももちろん大事なのですが、人事は成果よりも過程を重視しています。
ではなぜ「結果」ではなく「頑張ってきた過程」を見るのか。
それは企業の人事は学生時代頑張った話を聞いて、垣間見えてくるあなたの人柄やポテンシャルを判断して採用するか否かを決めているからです。
中途採用は社会人経験があるので、どのような仕事の実績があるのか、どのようなスキルを持っているのかが重要視されます。
一方新卒採用は学生は社会人経験がないので、どれだけの仕事ができるのか未知数です。
そのため人事は学生時代どのような成果を出して、どのように頑張ってきたかを聞きます。
そして自社の仕事と照らし合わせて、「こんな風に何事も粘り強く頑張ってきたのだから、きっとうちでも活躍してくれそう」と判断して採用を決めるのです。
面接官は学生時代の経験からあなたの将来性を見出し採用するのですね。
よって面接では学生時代どのように頑張ってきたかを話し、面接官に「こいつは将来性があるな、活躍してくれそうだな」と思わせることができれば、面接突破が見えてきます。
実際に頑張ってきた過程を突き詰める
ではここから実際に学生時代頑張ったことがサークルでも難関企業を突破したとある友人のESを参考に、頑張った過程を突き詰めていく流れを見ていきましょう。
【ES】
これまでに一番力を入れて取り組んだ出来事を記入してください。(300字)
サッカーサークルの代表として取り組んだ新入生勧誘活動です。当時サークル員は52名いましたが、私たちが引退すると20名ほどしか残らないため、これからのサークル存続のためにも新歓活動に力を入れることにし、新入生を50人獲得することを目標にしました。当時、私はサークル全体の新歓活動に対する意識の低さが課題だと感じたため、サークル員に目標を達成したいという思いを粘り強く伝え、サークル員の意識改革に力を注ぎました。結果、サークル員は積極的に新歓活動に取り組み、新入生も50人獲得し目標達成。私はこういった経験から周りを巻き込む上で自らの思いを粘り強く伝え共有することや思いやりの心が大切だと気付けました。
ESを見てみると、成果としては「新入生を50人獲得」というものですが、
・頑張ろうと思った背景
・どのように取り組んでいったのか
・この経験から何を得たのか
といった3点が明確で、ものすごい成果ではなくてもしっかりと頑張ってきた過程や自分の周りを巻き込む力、粘り強さをアピールできていますね。
皆さんもまずはその経験で得た成果を明確にし、そこから上の3点を意識しながら「頑張ってきた過程」を深掘りしていきましょう。
まとめ
学生時代頑張ったことがサークルやバイトだけだったとしても悲観的になる必要はありません。
輝かしい成果がなくても就活で勝ち抜くことはできるのです。
そのためにこれからは頑張ってきた過程を突き詰めて、人事に自分の人柄や将来性をアピールしていきましょう。