キリアン・ムバッペ。
アンリ2世と呼ばれプロデビューを飾り、数々の記録を打ち立ててきたサッカー界の超新星です。
これまでフランスリーグ制覇、CLベスト4進出、W杯で4得点をあげ母国を優勝に導などなど、これをすべて10代の間に成し遂げてしまいました。
10代にしてここまでの活躍をおさめた選手が今までいたでしょうか?
今回はそんなスーパースター、ムバッペのプロフィールやプレースタイルについてがっつり解説していきたいと思います!
目次
プロフィール
まずはムバッペのプロフィールについて!
ムバッペの父親はサッカー指導者、母親は元ハンドボール選手、そして義兄が元サッカー選手とスポーツ一家で生まれ育ちました。
少年時代はティエリ・アンリやアネルカなどを輩出したフランスのサッカー育成の名門、クレールフォンテーヌ国立研究所に入学。
その後15歳のときにモナコのユースチームに入り、17歳でトップチームにデビューしました。
モナコではリーグ戦、CLで得点を量産しチームの躍進に貢献。
その活躍もあってビッククラブからさまざまなオファーをもらいましたが、最終的には地元チームであるパリサンジェルマンに移籍を決め、今なおパリサンジェルマンで活躍を続けています。
名前:キリアン・サンミ・エンバッペ・ロタン(Kylian Sanmi Mbappé Lottin)
生年月日:1998年12月20日
出身地:パリ
身長:178cm
体重:78kg
クラブ:モナコ(2015)
→モナコ(2015-2017)
→パリサンジェルマン(2017-)
ムバッペが打ち立ててきた記録
10代ですでに大舞台で活躍し、ワールドカップでも優勝してしまったムバッペ。
これまでムバッペが打ち立ててきた記録がとんでもなかったのでここにまとめておきます。
ムバッペはこれからも次々と新しい記録を更新していくでしょうね。
- 2016年2月20日:モナコでの最年少得点記録を更新(17歳と26日)
- 2017年2月11日:リーグ史上2番目の若さでハットトリック
- 2017年4月12日:CL決勝トーナメントで1試合複数得点をあげ、最年少記録更新
- 2017年10月29日:10代におけるCL最多得点記録更新
- 2017年12月6日:CLで史上最年少で二桁得点を達成
- 2018年6月11日:W杯最年少得点記録を更新
- 2018年7月4日:W杯決勝でゴールを決め、10代での得点はペレ以来2人目
ムバッペの背番号
ムバッペはパリサンジェルマンでは29番を背負い、フランス代表ではエースナンバーである10番をつけています。
29番の背番号をつけている理由は弟の誕生日から取った背番号のようで、モナコ時代から着用していました。
しかし2019シーズンからパリサンジェルマンで「7番」に変更するみたいで、7番を選ぶ理由としてはムバッペの憧れの選手であるクリスティアーノ・ロナウドを象徴する番号だからだそうです。
僕はクリロナファンなのでムバッペがこんなことを言ってくれるのはめちゃくちゃ嬉しいですね。
今シーズンから新しい背番号をつけてプレーするムバッペに注目です!
ムバッペのポジション
続いてはムバッペのポジションについて。
ムバッペの一番得意なポジションはCFです。
モナコ時代はコロンビア代表のファルカオと2トップを組んで、リーグ戦やチャンピオンズリーグで大暴れしていました。
しかしムバッペは前線ならどのポジションでもプレーできるユーティリティプレーヤーで、現在所属するパリサンジェルマンやフランス代表では主に右ウイングでプレーしています。
ムバッペのプレースタイル
圧倒的なスピード
ムバッペの特徴はなんといっても圧倒的な“スピード”ですね。
そのスピードは実際の数値にも表れており、2017年12月のリーグ戦でムバッペは最高速度「時速44.6km」というとんでもない数値をたたき出しました。
平均速度ですら時速36km。
あの世界最速の男ウサイン・ボルトの平均時速が37.5kmなので、ムバッペはボルトに匹敵するほどのスピードを持った選手なのです。
なので前方にスペースがあれば、前にボールを蹴るだけで相手選手を抜くことができるんですよね(笑)
こうなってしまうと相手選手はファールでしか止められなくなってしまいます。
本当にチートレベルの選手でディフェンダーは本当にかわいそうです…(笑)
ロシアW杯ではムバッペに対して上手く対応できた選手はいなかったのではないでしょうか?
これからは対戦チームがムバッペ対策を考えてくると思うので、このムバッペの異常とも言えるスピードに対して各チームが策を講じてくるか楽しみです。
並外れた決定力
ムバッペの足の速さはよくわかりました。
しかしこういった足の速い選手って「こいつシュート外してばっかだな…」といったケースが多いんですよね。
例えば元日本代表の浅野や永井なんかそうです。
ただ足が速くでも決定力がなかったら意味がないです。
しかしムバッペは決定力も半端ないんですよね。
ゴールキーパーとの1対1のシーンではほとんどシュートを外しません。
僕が「ムバッペは本物の選手だな…」と思ったのが2016-2017シーズンのCLドルトムント戦。
ディフェンダーのミスパスをカットして一気にペナルティエリア付近までドリブル。
ゴールキーパーとの1対1でしたが、右足のインフロントキックでカーブをかけながらゴールの右上へ流し込みました。
18歳ながらチャンピオンズリーグという大舞台で冷静に、しかもえぐいコースにシュートを決められるムバッペ。
間違いなく本物のスターです。
足元のテクニック
ムバッペはただスピードが速いだけでなく足元のテクニックも兼ね備えています。
右サイドでボールを受けて相手DFと1対1の局面になったときは、ボディフェイクやシザースといったフェイントを使って相手の重心をずらし相手を抜き去ることができます。
しかしこういったテクニックを使いすぎると「相手をおちょくったプレー」としてとらえられてしまい、相手DFから激しくタックルされてしまう危険性もありますね。
その最たる例がネイマール。
ネイマールのように自分のテクニックを見せびらかすようなプレースタイルになってしまうと、相手に削られるようになってしまうのでムバッペはテクニックを見せるのもいいんですが程々にしてほしいですね。
まとめ
今回はムバッペのプロフィールやプレースタイルについて解説してきました!
メッシ、クリスティアーノ・ロナウド時代が終わるところに、こんなスーパースターが出てきてくれてサッカーファンとしては嬉しい限り。
ワールドカップで更に注目を浴びるようになったムバッペの2019シーズンの活躍が楽しみです!