2018年9月19日、とうとう今シーズンのCLが開幕しました。
今年の注目点としてはレアルが4連覇を成し遂げるのか、それとも他のチームがトロフィーを奪還するのか、ユヴェントスに移籍したC・ロナウドがユヴェントス悲願のCL制覇へ導けるのかなどなど・・・
色々な注目点がありますが、僕が一番注目しているのは去年CL決勝まで進んだリヴァプールですね。
昨シーズンのCLでは惜しくも準優勝というかたちになってしまいましたが、今シーズンはGKにアリソン・ベッカー、中盤にナビ・ケイタ、ファビーニョ、前線にシャキリと着々と補強を進め、過密日程でも十分戦える陣容を整えてきました。
そんなリヴァプールが今日優勝候補の一角でもあるパリ・サンジェルマンとの試合があり、かなりの激闘を繰り広げていたのでこの試合を振り返っていきたいと思います。
目次
前半レビュー
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リヴァプールが圧倒した前半40分間
リヴァプールの先発は、GKにアリソン、ディフェンスラインは右からアーノルド、ファン・ダイク、ジョー・ゴメス、ロバートソン、中盤はワイナルドゥム、ミルナー、ヘンダーソン、そして3トップはマネ、サラー、スターリッジというお馴染みの4-3-3のシステムで臨みました。
一方パリはGKにアレオラ、ディフェンスラインは右からムニエ、チアゴシウバ、キンベンベ、ベルナト、中盤はディ・マリア、マルキーニョス、ラビオ、そして3トップはムバッペ、カバーニ、ネイマールという、こちらも4-3-3のシステムです。
リヴァプールのホームゲームでしたし前半はリヴァプールファンの後押しとともにリヴァプールが試合を圧倒します。
リヴァプールは後方からゲームを組み立てつつ、主にサイドから相手を崩しながら攻撃を仕掛けていました。
パリサンジェルマンは基本的にはディフェンスラインにはプレスへいかず、ボールがセンターハーフを超えたところからプレスをかけていましたが、これがリヴァプールに落ちつきを与えてしまい簡単に攻めこまれる場面が多かったです。
そんなリヴァプール押せ押せムードの前半30分、右サイドからのクロスボールが左サイド流れたところ、ロバートソンがダイレクトでそのままクロスを上げ、中央で完全にフリーになったスターリッジがヘディングでゴールを決めリヴァプールが先制。
得点直後、ベンチにいた同じCFのフィルミーノが白い歯を見せながら喜んでいるの姿が印象的でした。
ライバルのゴールを満面の笑みで喜ぶとか、なんていいやつなんだフィルミーノ。
スターリッジにマークの外し方は上手かったですが、パリとしてはチアゴシウバとキンベンベが完全にボールウォッチャーになってしまったのが痛かったですね。
その後リヴァプールは手を緩めず、前半36分にワイナルドゥムがベルナトにペナルティーエリアで倒されPK獲得。
これをミルナーが右隅にきっちりと決めスコアを2-0としました。
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流れを変えるムニエの一発
前半のほとんどはリヴァプールが試合を圧倒し、このまま大量得点もありえそうな展開になりつつありますが、パリサンジェルマンは一瞬の隙をついて前半終了間際に1点取り返します。
前半40分、左サイドからディ・マリアが中央のカバーニへアーリークロス、カバーニがバイシクルシュート気味でシュートを狙いますがこれはミートせず。
しかしこぼれ球をペナルティーエリアにいら右サイドバックのムニエが左足でボレーで合わせスコアを2-1としました。
右サイドバックのムニエがペナルティーエリアにいるというのに驚きです、どんだけ攻撃的な右サイドバックなんだ…(笑)
リヴァプールのワンサイドゲームになりそうな展開での前半終了間際のゴールだったので、これで観ている側としては試合がますます面白くなってきました。
後半レビュー
精彩を欠いたサラーと一瞬のスキを見逃さないPSG
この試合サラーはほとんどいい場面がありませんでした。
ドリブルでチャンスメイクする場面は多々ありましたが、昨シーズンのような圧倒的なプレーは見せられず最悪なことに失点につながるプレーをしてしまいます。
後半38分、サラーの横パスをネイマールがカットしドリブルでリヴァプールのエリア内に侵入。
ここではリヴァプールの守備陣が対応しますが、こぼれ球がペナルティーエリアにいたムバッペに渡ってしまい、ムバッペが巧みなボールコントロールからシュートを右隅に決め試合を振り出しに戻します。
パリサンジェルマンは後半に入ってもなかなかチャンスを生み出せずにいましたが、こういった一瞬の隙をゴールにつなげるのはさすがですね。
失点に直結するミスパスをしたサラーはこの後シャキリと交代し、後味の悪いCL開幕戦となってしまいました。
ミルナーとフィルミーノのスーパープレー
後半38分に2-2となりこのまま引き分けで終わるかと思ったアディショナルタイム、ミルナーとフィルミーノがスーパープレーを見せてくれました。
アディショナルタイム2分、リヴァプールのコーナーキックが流れ、最悪なことにムバッペにボールが渡ってしまいます。
パリサンジェルマンのカウンターと思ったその時、ミルナーがいち早くカバーリングしムバッペの横パスをインターセプト。
そしてパスをつなぎ右サイドのフィルミーノへ渡し、巧みなフェイクでマルキーニョスのマークをはがし右足で強烈なシュート!
シュートはチアゴシウバの股の間を抜け、ゴールのサイドネットに突き刺さり再びリヴァプールが3-2と勝ち越します。
フィルミーノは先日のトッテナム戦で目を負傷したためこの試合はベンチスタートとなりましたが、見事途中出場で決勝点を挙げるという千両役者ぶりを見せつけました。
カウンターの芽を摘み取ったミルナーとフィルミーノはこの試合のマンオブザマッチですね。
【試合結果】
リヴァプール 3-2 パリサンジェルマン
【得点者】
リヴァプール:スターリッジ(30分)、ミルナー(36分)、フィルミーノ(90+2分)
パリサンジェルマン:ムニエ(40分)、ムバッペ(83分)
死のグループをどこが抜けるのか楽しみ
CL屈指の好カードとなったリヴァプール対パリサンジェルマンでしたが、リヴァプールがホームゲームで3-2としっかり勝ち点3を獲得しました。
しかしパリサンジェルマンも少ないチャンスを良く活かしてリヴァプールを苦しめたと思います。
このグループは他にナポリとレッドスターがいる死のグループなので、リヴァプールも全く気を抜ける状況でなく、どこが勝ち抜けるのか全く予想がつきません。
同時刻で行われたナポリ対レッドスターは引き分け、現時点ではリヴァプールが一位、ナポリ、レッドスターが勝ち点1で並び、4位にパリサンジェルマンという図式になりました。
このままリヴァプールが突き進むのか、それともナポリやパリサンジェルマンが反撃するのか、死のグループをどのチームが勝ち進むのか楽しみで仕方ありません。
良い試合すぎて朝4時に起きた甲斐がありました。明日のユヴェントス対バレンシア、レアル対ローマもめちゃくちゃ楽しみ!
いつもBoooostをご覧になっていただきありがとうございます。管理人のヒロです。