スペイン代表で、現在はレアルマドリードで活躍しているセルヒオラモス。
スペイン代表ではワールドカップに出場しスペイン代表をけん引、そして所属するレアルマドリードではチャンピオンズリーグで3連覇に貢献し、世界最高のCBと呼ばれています。
今回はそんなセルヒオラモスのプロフィールやプレースタイルについて解説します!
プロフィール
まずはセルヒオ・ラモスのプロフィールについて!
セルヒオラモスは1986年、スペイン南部の街セビリアで3人兄妹の次男として生まれました。
1994年、当時8歳のときに地元クラブであるセビージャの下部組織でサッカー人生をスタートさせます。
その後着々と力をつけていき2004年にはトップチームにデビュー。
トップチームでは18歳ながら41試合に出場し、その活躍もあって19歳のときに2700万ユーロでレアルマドリードに移籍しました。
この2700万ユーロというのはスペインの10代選手としては最高記録だそうです。
その後は13年間レアルでプレーし、リーガエスパニョーラやチャンピオンズリーグで数々のタイトルを獲得。
正真正銘のレアルマドリードのレジェンドです。
名前:セルヒオ・ラモス・ガルシア(Sergio Ramos García)
生年月日:1986年3月20日
出身地:セビリア
身長:184cm
体重:82.2kg
利き足:右足
ポジション:センターバック、右サイドバック
クラブ:セビージャ(2004-2005)
→レアルマドリード(2005-)
背番号
セルヒオ・ラモスは所属するレアルマドリードでは「4番」を着用し、スペイン代表では「15番」を着用しています。
レアルマドリードでは移籍した時にレアルのレジェンドであるフェルナンド・イエロから背番号4番を受け継ぎ、それからずっと4番をつけてプレーしています。
イエロは先日のロシアW杯で監督を務めたことでも話題になりましたね。
背番号4番は一般的にディフェンサーの選手がつける番号なのでセルヒオラモスにぴったりです。
ではなぜスペイン代表では「4番」ではなく「15番」をつけてプレーしているのでしょうか?
その理由はセビージャ時代の親友の死が関係していました。
セビージャ時代、セルヒオラモスはアントニオ・プエルタという選手と親しく、ともにセビージャのトップチームに上がりスペイン代表にも一緒に選ばれるなどお互い充実したキャリアを過ごしていました。
しかし2007年、プエルタはリーグ戦の試合途中に突然意識を失い病院に搬送されます。
懸命な治療を行い、意識も度々取り戻したのですが残念ながらその後帰らぬ人になってしまいました。
親友の22歳での早すぎる死。
それ以来セルヒオラモスはプエルタと共に戦っていることを示すために、プエルタの代表デビュー戦でつけた背番号15番を引き継ぎ、それ以来ロシアW杯までスペイン代表では15番をつけてプレーしています。
この背番号の意味を今まで僕は知らなかったので、この事実を知った時はグッときましたね…。
奥さんや子供について
少し暗い話になってしまいましたが、ここからは明るい話題に切り替えます!
続いてセルヒオラモスの奥さんや子供について!
セルヒオラモスは2012年にスペインのモデルであるピラール・ルビオさんと付き合い始め、その後結婚に至りました。
ピラール・ルビオさんは1978年生まれなのでラモスよりも8歳年上です。
その後2014年に6月に長男が生まれ、現在は3人の子供がいる大家族となっています。
インスタグラムで子供と奥さんの写真をたくさんあげているので興味のある人はぜひフォローしておきましょう!
プレースタイル
チームの守備の要
セルヒオラモスは、
- フィジカル
- スピード
- 空中戦の強さ
を兼ね備えた世界最高のセンターバックです。
そのため相手選手と1対1になってもほとんど負けることなく、圧倒的な強さでボールを奪い取ります。
また適切なポジショニングで相手のパスをカットしたり、クロスボールも得意のヘディングで跳ね返します。
そして相手がシュートを打つ瞬間に身体を寄せてシュートブロックするのも上手い。
レアルは攻撃的なチームなのでカウンターを受けピンチを招くシーンもたくさんありますが、セルヒオラモスが最後の最後のところで身体を張ってくれていることで失点を防いでくれています。
まさにチームの守備の要ですね。
広大な守備範囲
レアルマドリードは両サイドバックのカルバハルとマルセロが高い位置にポジションを取るため、両サイドのスペースがよく空きます。
ここがレアルの弱点であり、相手チームはその空いたスペースをよく狙うんですよね。
しかし相手選手がそのスペースに走り込んでもセルヒオラモスがカバーリングしてくれて未然にピンチを防いでくれます。
これはラモスの危機察知能力とすぐにポジションを移動できるスピードがあるからこそできるプレーです。
このようにラモスは中央のスペースだけでなく味方選手が空けたスペースも悠々カバーできるほどの広大な守備範囲を持っています。
CBとは思えない得点力
セルヒオラモスの凄さはディフェンスだけではありません!
ラモスはフォワード顔負けの得点力を持ったセンターバックです。
特にセットプレーからのヘディングでの得点率が非常に高く、更にビックマッチであればあるほど決めるイメージがありますね。
僕が特に印象に残っているラモスのゴールは、2014-2015シーズンのCL決勝アトレティコマドリー戦で決めたコーナーキックからのヘディングシュートと、2016-2017シーズンのクラシコで決めた同点ゴールですね。
どちらもチームが負けている状況で、且つ後半の残り時間の少ない時間帯で決めたゴールです。
常にチームの失点を防ぎ、更にチームが負けそうなときは得点でチームを助けるセルヒオラモス。
かっこよすぎますね。
まとめ
今回はセルヒオラモスのプレースタイルやプロフィールについてまとめてみました!
センターバックが必要な要素をすべて兼ね備え、強烈なリーダーシップでレアルマドリードをまとめるセルヒオラモス。
今シーズンからクリスティアーノ・ロナウドが退団し、更にジダン監督が退任したことで、より一層ラモスにはチームを引っ張っていってもらうプレーが求められます。
前人未到のCL4連覇、さらにリーグ優勝奪還と今シーズンは色々なことが求められてくると思いますが、プレッシャーに負けず頑張っていってほしいです!