
1月31日、bitFlyerに7つ目の仮想通貨であるLisk(リスク)が上場しました。
これを受けてLiskの価格は一時70%近く上昇したのですが、実際Liskはどのような仮想通貨なのでしょうか?
僕もあまりLiskについての知識がなかったので、今回はこれを機に仮想通貨Lisk(リスク)の特徴や価格、将来性といった部分までまとめていこうと思います!
目次
仮想通貨Lisk(リスク)とは

仮想通貨Liskは分散型アプリケーションのプラットフォームのことです。
プラットフォームの名前がLisk、そこで使われる仮想通貨の通貨名をLSKと言います。
「分散型アプリケーション」という言葉が少し分かりづらいので、少しかみ砕いて説明してみました????
ブロックチェーンの技術を使い、管理者が存在しなくても運営できるアプリケーションのこと。dAppsともいいます。
Liskはこうした分散型アプリケーション(dApps)を簡単に作れるようにしたプラットフォームのことなのです。
そしてLiskはイーサリアムと同じようにスマートコントラクトの機能がついてます。
プラットフォーム系の仮想通貨、しかもスマートコントラクト・・・
そうなんです、Liskはかなりイーサリアムと似ているのです。
イーサリアムとLiskの違いに関しては次に説明しますね。
また、仮想通貨の時価総額ランキングは現在15位となっています(2018年1月31位時点)。

(引用:https://coinmarketcap.com/#JPY)
Lisk(リスク)の特徴


ここからはLisk(リスク)の特徴について見ていきましょう!合わせてイーサリアムとの違いも見ていきます。
- Javascriptというプログラミング言語で開発される
- サイドチェーンを使っている
Javascriptで開発される
Liskの一つ目の特徴は「Javascript」 というプログラミング言語で開発されていることです。
JavaScriptとは、アプリ開発で使用される人気のプログラミング言語のひとつのこと。
LiskのプラットフォームでdApps(分散型アプリケーション)を作るには、Javascriptを習得しているエンジニアであれば作ることができるので、比較的作りやすいことが考えられます。
一方イーサリアムのプラットフォームでdAppsを作るには、独自の言語である「Solidity」というプログラミング言語を覚えなければなりません。
Liskの方がエンジニアの方にとって使いやすいプラットフォームであることが分かりますね。
- LiskはJavascriptという既存のプログラミング言語を使用する
- EthereumはSolidityという独自のプログラミング言語を使用する
⇒Liskの方がdAppsを開発しやすい
サイドチェーン
Liskの二つ目の特徴は「サイドチェーン」 という技術が使われているということです。
イーサリアムはメインチェーンという一つのチェーンですべての取引の処理をします。
一方Liskはメインチェーンとは別にサイドチェーンを用いて複数のチェーンで取引を処理しています。
イメージとしてはこんなかんじ????

(引用:テンバガーも夢ではない!? 仮想通貨「Lisk」ガチホ勢が語る機能と魅力の優秀度 )
ここからはこのサイドチェーンのメリット・デメリットを見ていきましょう!
サイドチェーンのメリット
サイドチェーンには以下の二つのメリットがあります。
- 取引処理・性能が向上する
- セキュリティに強くなる
イーサリアムはメインチェーンだけで処理するため、取引量が増えてくると取引の処理に時間がかかるというデメリットがあります。
しかしLiskであれば複数のチェーンで取引を処理するため、その分取引を処理するスピードが速くなるのです。
また、過去にイーサリアムのプラットフォームを使って作られた「The DAO」というdAppsがハッキングを受け、360億円相当のイーサリアムが盗まれるという事件が起きました。
これによりイーサリアムはこのハッキングをなかったことにするためハードフォークをし、イーサリアムとイーサリアムクラシックに分裂してしまいました。
一方サイドチェーンのLiskであれば、ハッキングを受けたサイドチェーンだけを切り離すということができるので、イーサリアムのようなハードフォークを防ぐことができます。
このようにLiskはイーサリアムのデメリットをサイドチェーンという技術を用いて解決しようとしているのです。
サイドチェーンのデメリット
サイドチェーンのデメリットは、「マイニングに偏りがあった場合に安全性が失われる可能性がある」という点です。
説明として以下の記事から引用させていただきました。
デメリット
・マイニングに偏りがあった場合に安全性が失われる可能性がある。
これは、サイドチェーンのマイニングも行わなければならないため、マイナーがどのブロックチェーンをマイニングするかで偏りが出た場合の安全性が保証されないということです。
つまりサイドチェーンを実装することで、その分マイニングするチェーンの量が増えてしまい、マイニングの偏りが出てしまうというデメリットがあるのです。
サイドチェーンも万能と言う訳ではないんですね。
そこでLiskはこの問題を解決するために、親チェーンとサイドチェーンを同時にマイニングできる「マージマイニング」という技術の導入が検討されているそうです。
LiskのdApps

Liskと提携している企業は5社ありますが、LiskのdAppsはまだ存在していません。
イーサリアムはどんどんdAppsが開発されているので、この点に関してはイーサリアムの圧勝です。
また中国版イーサリアムと呼ばれるNEOも次々とdAppsが開発されてきており、LiskはdAppsの開発がかなり遅れている印象がありますね。
Liskの将来性

Liskの将来性についてですが、僕はかなり有望な仮想通貨だと感じました。
取引をサイドチェーンで処理するあたりは上手くイーサリアムとの差別化ができていると思います。
特にセキュリティ面が強い点は魅力的ですね。
しかしLiskのプラットフォームを使って開発されたdAppsが未だに存在しないことが気になっています。
イケハヤさんもこの点についてツイートしてますね。
LISKってまだdAppsないですよね?イーサリアムやNEM、NEOあたりにだいぶ出遅れてる印象です。2018Q1にプラットフォーム機能を出すそうなので、そのあたりを注目してます。 #質問箱 #peing_ihayato https://t.co/7yCdJJ3CcB pic.twitter.com/M1U2fSLWQp
— イケダハヤト@仮想通貨 (@IHayato) 2018年1月5日
プラットフォーム系の仮想通貨の価格が伸びていくためには、やはりdAppsがどれだけ開発されていくかに懸かってきます。
そこでLiskは2018年2月20日に「リブランディング」を行うとのこと。
⌛️ The big date is fast approaching! Make sure to subscribe to our YouTube channel for the full livestream, starts February 20th 8:30PM CET. https://t.co/QRhPPJjWld #LiskRelaunch pic.twitter.com/yLJin1oVJO
— Lisk (@LiskHQ) 2018年1月30日
リブランディングとは「すでに構築されたブランドを再構築・再定義すること」です。
過去、Antshres(アントシェアーズ)という仮想通貨が「NEO」という名前にリブランディングしたことで価格が高騰し、注目度が一気に高まったという前例があるんですよね。
Liskもこのリブランディングにより価格の高騰は勿論のこと、プラットフォームとしての注目度が高まっていくのではないかと考えられます。
僕はLiskを保有しているわけではありませんが、2018年はLiskの動向に注目していきたいと思います(/・ω・)/
Liskの買い方
Liskは国内の取引所でしたらビットフライヤーで購入することができます。
しかしビットフライヤーだと「販売所形式」でLiskを購入することになるので、取引手数料が発生し、かなり割高な価格でLiskを購入することになってしまいます。
販売所のデメリットについて知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
そこでおすすめしたいのがBinanceという海外の仮想通貨取引所です。
Binanceは取引手数料が0.05%で取り扱う仮想通貨の種類も100種類と、今世界で一番人気のある仮想通貨取引所なんですよ。
買い方の手順は以下の通りです。
- Zaifやcoincheckでイーサリアムを購入
- 購入したイーサリアムをBinanceへ送金
- そのイーサリアムを使ってLSKを購入(イーサリアム建て)
登録も1分ほどで終わり、本人確認をする必要もないので登録しておいて損はない取引所です。
以前登録方法や、Binanceのメリット・デメリットについて解説しているので興味のある方はぜひご覧ください!
仮想通貨Lisk(リスク)まとめ

今回はLiskの特徴、買い方、将来性について解説していきました!
- 分散型アプリケーションのプラットフォーム
- スマートコントラクトを実装
- Javascriptというプログラミング言語で開発される
- クロスチェーンで取引を処理
- dAppsが開発されていない
- リブランディングに期待
調べていくうちに、Liskは将来性のある仮想通貨であることが分かってきました。
2018年、どれだけLiskのプラットフォームを使ったdAppsが開発されていくか要注目ですね。
2月20日に行われるリブランディングが行われたら、再びこの記事を更新しようと思います!
こんにちは、仮想通貨ブロガーのヒロ(@Hiropto0907)です!