
皆さんは「EOS(イオス)」という仮想通貨を知っていますか?
日本の取引所ではまだ上場されていないのであまり馴染みがない仮想通貨かもしれませんが、仮想通貨の時価総額ランキングのトップ10に入っており、今かなり注目されている仮想通貨みたいなんですよね。
そこで今回はEOSという仮想通貨の価格や購入方法、将来性について解説していきたいと思います!
目次
EOS(イオス)とは

(引用:https://eos.io/)
EOS(イオス)とは分散型アプリケーションに特化したプラットフォームのことです。
分散型アプリケーションとは簡単に言うと「管理者に権限が集中しないようにしたプログラム」のことで、EOSのプラットフォームを使えばこうしたプログラムを作れますよ~といったものですね。
通貨単位がEOSで、発行枚数は10億枚とあらかじめ決められています。
2018年1月29日現在、仮想通貨の時価総額ランキングで9位(下図)。
NEMやLiskといった仮想通貨よりも時価総額が高いんですね。

(引用:https://coinmarketcap.com/#JPY)
EOS(イオス)の特徴

EOSの特徴を5つ紹介します。5つ目の特徴はかなり強烈ですよ(笑)
➀ICOで巨額の資金を調達
EOSは2017年の6月からICOを行い、開始18時間で16億円を調達したことで話題となりました。
ICOとは「Initial Coin Offering」の略で、企業やプロジェクトが独自のトークン(コイン)を発行し、それを投資家に売ってお金を調達する方法のことです。
株でいう「IPO」(新規公開株)みたいなものですね。
当時は「ICOバブル」が起こっていて、ブラウザ開発企業Braveが30秒という驚異的な時間で3500万ドルを調達するなど、ICOが多額のお金を調達する手段として大きく注目されていました。
EOSもその「ICOバブル」で多額の資金を調達した仮想通貨の一つであり、EOSのICOは期間が長く2018年6月1日まで行われているみたいです。
②高度な処理能力&スマートコントラクト機能
EOSは先ほども説明したように、「分散型アプリケーションに特化したプラットフォーム」のことで、Ethreumといったようなプラットフォーム系の仮想通貨です。
このEOSのプラットフォームの素晴らしいところは「高度な処理能力」で、EOSは1秒間に何百万件ものトランザクションを処理することができます。
Facebookが5万2000件/秒、Googleが4万件/秒であることから、EOSの処理能力がとんでもなく速いことが分かりますね。
また、イーサリアムのように「スマートコントラクト」の機能も備えていますよ。
➂大企業をターゲットとした開発がなされている
EOSは大企業で利用されることを目的とされたプラットフォームでもあります。
その理由は、先ほども説明したようにEOSのトランザクションの処理能力がとんでもなく速いからです。
膨大なトランザクションが発生する大企業にとっては、ユーザーにより良いサービスを使ってもらうためにもトランザクションの処理能力は速いに越したことありません。
そうしたニーズに応えるのがEOSが生み出すプラットフォーム。
このようにEOSは大企業が使えるぐらいの強度を持ったプラットフォームの提供をしようとしているのです。
④格付け会社からの評価は高い
Weiss Ratingsという格付け会社からの評価は「B」と、格付けされた仮想通貨の中でもイーサリアムと並んで一番評価の高い仮想通貨を受けています。
ビットコインよりも評価が高いんですよね。
⑤EOSトークンには価値がない
ここまでEOSの良い部分ばかりを取り上げてきましたが、最後の特徴は強烈です。
それは「EOSトークンには何の価値もない」という事。
「ちょっと何言っているか分からない」と思う人もいるかもしれませんが、文字通り本当に価値がないんです(笑)
EOSのホワイトペーパーにしっかりと
EOS TOKENS MAY HAVE NO VALUE. BUYER MAY LOSE ALL AMOUNTS PAID.(EOSのトークンは何の価値も持たない。購入者は支払った全額を失う可能性がある。)
と明記されているんですよ。
また、ICO終了から48時間以内に移転不可能になるとも書かれています。
移転不可能になったトークンは将来的に何らかののトークンと交換できる可能性もあるようですが、現在は全く価値のない仮想通貨のようです。
そのためEOSトークンは、EOSのプラットフォームを開発するためだけに発行されたトークンとしか言いようがありませんね。
EOS(イオス)の価格

上記のチャートはBinanceのEOSのビットコイン建てのチャートです。
EOSの価格は2018年1月29日時点で「1EOS=0.00122996BTC」ですね。
ビットコインの価格を120万円とすると、大体1500円弱といったところでしょうか。
11月10日にBinanceにEOSが上場してから約10倍価格が高騰しています。
EOS(イオス)の将来性
僕が考えるEOSの将来性ですが、EOSはイーサリアムに負けてしまうプラットフォームになると思いました。
処理能力が高速でスマートコントラクト機能も備えている。
そして強固なインフラを構築できる。
一見こうしてみると素晴らしいプラットフォームだと思うのですが、これぐらいの特徴であればイーサリアムでいいのではないかと思ってしまうんですよね。
たしかにイーサリアムはスケーラビリティの問題があって処理能力が遅くなっているという問題もありますが、これも月日が経てばどんどん改良されていくと思います。
そのためわざわざ企業がEOSのプラットフォームを使うインセンティブというものが感じられませんでした。
そもそもEOSトークンに今は利用価値が全くないので、現在の価格高騰はバブル感が強い気がします・・・
しかしEOSはプラットフォーム系の仮想通貨であり、大企業向けのプラットフォームなので、どこかの企業と提携するようなことがあれば価格は上昇していくかもしれません。
また、現在利用価値のないEOSトークンにも何か付加価値が生まれる可能性もあります。
しかしその期待にかけてEOSに投資するするぐらいなら、僕はイーサリアムに投資しますね。
EOS(イオス)の購入方法
最後にEOSの購入方法についてサラッと説明します!
EOSは日本の取引所に上場していないので、海外の取引所を使う必要があります。
そこでEOSを購入するにはBinanceという仮想通貨取引所がおすすめです。
取引手数料が0.05%で取り扱う仮想通貨の種類も100種類と、今世界で一番人気のある仮想通貨取引所なんですよ。
買い方の手順は以下の通りです。
- Zaifやcoincheckでイーサリアムを購入
- 購入したイーサリアムをBinanceへ送金
- そのイーサリアムを使ってEOSを購入(イーサリアム建て)
登録も1分ほどで終わり、本人確認をする必要もないので登録しておいて損はない取引所です。
以前登録方法や、Binanceのメリット・デメリットについて解説しているので興味のある方はぜひご覧ください!
まとめ

今回は仮想通貨EOS(イオス)についてまとめてみました。
- EOSは分散型アプリケーションに特化したプラットフォーム
- ICOで巨額の資金を調達(現在もICO中)
- 高速のトランザクション処理能力&スマートコントラクト実装
- EOSトークンには何の価値もない
- 個人的には、イーサリアムに投資する
新たな投資先を調べるためにEOSについて調べてみましたが、先ほども言いましたがこれならイーサリアムに投資しておいた方が無難かなと思いました(笑)
「購入者は支払った全額を失う可能性がある」と宣言している仮想通貨を買うのは、僕にとっては博打ですね。
投資される方は必ず余剰資金で投資してみてください!
また、前回のADAコインのようにこうやって一つ一つ仮想通貨について調べていくのは楽しいものです。
これからもBinance銘柄を中心にどんどん新しい仮想通貨を調べていこうと思います!
こんにちは、仮想通貨ブロガーのヒロ(@Hiropto0907)です!