
今回はエイダ(ADA)コインという仮想通貨の価格・買い方・将来性について解説していきたいと思います!
ADAコインという仮想通貨、日本の取引所には上場していないのに、やたら時価総額が高く、前々から気になっていた仮想通貨だったので少し調べてみました。
目次
ADA(エイダ)コインとは

ADAコインとは、カルダノ(Cardano)というプラットフォーム上で使用される仮想通貨のことです(※カルダノは超重要なキーワードです!)
カルダノ・エイダコインとも呼ばれたりしています。
2018年1月23日には、仮想通貨の時価総額ランキングで5位まで上り詰めていますね(下図)。
ライトコインやネムといった有名な仮想通貨を抑えて5位、今人気の仮想通貨だということがわかります!

ADAコインの特徴

続いてADAコインの特徴について見ていきたいと思います!
チャールズ・ホスキンソン氏が開発に関わっている
ADAコインはチャールズ・ホスキンソンという天才数学者が開発に関与した仮想通貨です。

彼はBitShares(ビットシェアーズ)やイーサリアムといった仮想通貨の開発に携わっていて、仮想通貨業界では超有名人。
チャールズ・ホスキンソン氏が関わっているという理由により、ADAコインに注目が集まっているといっても過言ではありません。
仮想通貨の総発行量が多い
ADAコインの総発行量は「45,000,000,000 ADA」(450億枚)で、他の仮想通貨と比べてもかなり発行枚数の多い通貨であるということが分かります(⇔BTCは2100万枚)。
仮想通貨の時価総額ランキングで5位とこれだけ時価総額が大きい理由は、流通している仮想通貨の量が多いため、一枚当たりの価格が安くてもそれなりの時価総額になるからですね。
ADAコインの取引はすべて閲覧可能
ADAコインに関する全ての取引はブロックチェーン上に公開されており、ユーザーは特定のトランザクションに関する情報が検索可能となります。
閲覧可能な情報としては、
- 送金したADA額
- 送金者の公開アドレス
- トランザクションが行われた日時
などが挙げられます。
これはブロックチェーンの基本的な技術・特性ですね。
日本ではATMでADAの取り扱いが始まる
現在日本の仮想通貨取引所ではADAコインを購入することができないのですが、日本のADAコイン の取り扱いはATM で開始される予定みたいです。
ATMでADAコインが引き出せるなんてすごいですね!
まず5ヶ所のATMから開始され、ADA 公開後1年以内に25か所のATM での取り扱いを目指しています。
フォロー外から失礼します。ADAコイン対応(を見越している?)ATMを設置しているお店が六本木にあります。WORLDSTAR CAFEっていうお店です。今のところまだ当然ADAコインの両替は出来ませんが。 pic.twitter.com/4XgYWBCZwB
— りりこ (@ririco4649) 2017年9月21日
カルダノ(Cardano)の特徴
ADAコインの価値がこれからどのように変化していくかは、エイダコインが取り扱われるプラットフォーム、カルダノ(Cardano)に大きく左右されそうですね。
そこで少しカルダノの特徴についてもまとめてみました。
Cardanoの開発者

ADAコインが使用されるプラットフォームのカルダノは、3つの団体が開発を行っています。
- カルダノ財団(運営・管理を担当)
- IOHK(技術的な開発を担当)
- Emurgo(カルダノを利用するベンチャー企業に投資・支援する担当)
この中のIOHKという企業は、先ほど出てきたチャールズ・ホスキンソン氏が中心になって設立されたエンジニアリングおよびテクノロジー企業です。
ウロボロスというPoSを使用
カルダノはウロボロスと呼ばれるPoS(プルーフオブステーク)を使用しています。
プルーフオブステークとは、
単純に取引の検証作業を手伝った量(PCの計算量)に比例してもらえるのではなく、その仮想通貨の保有量に比例して新規発行の仮想通貨が貰える仕組み(引用:【仮想通貨】PoW・PoI・PoS・PoCの違いについて)
のこと。
要するにADAコインを持っていれば持っているほど、その分新規発行の際にADAコインを貰えるのです。
カルダノの目的
カルダノが作られた目的を説明するにあたって、wikipediaの説明が分かりやすかったので引用させていただきます。
カルダノは、「30億人の財布」を作ることを目標に掲げている。30億人とは、国家によって身分が保証されていない人々の数であり、彼らは銀行口座も持つことができない。そのような人々が自分の資産を守り、貯蓄する事ができるようにするということが、「30億人の財布」の意味するところである。(引用:wikipedia)
要するに国家に身分が保証されていない人でも資産を守り、貯蓄できるようなプラットフォームを作ることを目的としているのですね。
しかしこうした目的を達成するにはカルダノの幅広い普及が必要になってきます。
そこで目をつけたのは「ゲームのプラットフォーム」でした。
最初はオンラインカジノプラットフォームとして普及を目指す
カルダノは幅広い普及をしていくまず第一の手段をして、カルダノを「オンラインカジノプラットフォーム」とすることに決めました。
下の動画がとても分かりやすくカルダノについて解説してあります。
- オンラインカジノはインターネット上で実際にお金を賭けて遊べるカジノのことで、世界で4000万人以上のユーザー存在。
- しかしこのオンラインカジノ、胴元であるハウスがカジノの勝敗確率をコントロールすることができるという問題点が存在し、ユーザーが安心して利用することの妨げになっている。
- そういった問題を解決するために、スマートコントラクトの技術で安全なオンラインカジノプラットフォームをカルダノが提供する。
- これによりユーザーは不正のない世界で安心してゲームに参加することが可能になる。
カルダノ上でゲームを安全にプレイできるようにして、その専用通貨ADAコインをゲームの参加者間でやり取りされるカジノのチップのような位置づけに置くことで、その普及を目指しました。
より汎用的なプラットフォームの開発へと計画がシフト
オンラインカジノプラットフォームとして普及させようとしたカルダノでしたが、その後広く一般的に利用されるようなプラットフォームの開発へと計画がシフトされました。
なんか開発があっち行ったりこっち行ったりしてますね(笑)
とは言え、プラットフォーム上のアプリケーションの1つのジャンルとして、ゲームを開発することができるのでゲームと言うジャンルがなくなったわけではないみたいです。
ADAコインの価格・チャート

ADAコインの価格をチャートを使って見ていきましょう(BTC建て)。
ADAコインは4回のICOを経て、10月2日にBittrexに上場すると価格が一時40倍まで高騰しました。
その後世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceに上場され高騰したり、年末年始に暴騰したりとかなり値動きの激しい仮想通貨であることがわかりますね。
2018年1月23日のADAコインの価格は「0.00005185BTC」。
「1BTC=120万円」とすると「1ADA=62JPY」ですね。
ADAコインの将来性

ADAコインの将来性についてですが、ADAコインは「今現在何がしたいのかよくわからない仮想通貨になっており、プロダクトも出ていないので何とも言えない」と言うしかありません(笑)
ADAコインの価値が上がっていくためには、ADAコインが流通するカルダノというプラットフォームの発展が不可欠ですよね。
カルダノのオンラインカジノプラットフォームとして普及を試みるという点は面白いですし、カジノの市場規模を考えても将来性があるとも言えるのですが、方向性を転換したことでやるべきことがはっきりしていない状態になっているように思います。
「Cardanoは特定の団体からの支配を受けないブロックチェーン上で運用可能な分散型アプリケーション(DApps)を実行できます。」
と公式HPで説明されていますが、未だカルダノのプラットフォームで作られたDAppsは存在しませんし…
「チャールズ・ホスキンソン氏が開発しているから凄そうな仮想通貨だ」といったかんじでADAコインに買いが集まっているのではないかと僕は感じました。
イケハヤさんもADAコインには否定的ですね。
日本人が大好きなADAコインだって、あれまだ開発中ですよねw 次世代ブロックチェーンらしいけど、他のプレーヤーとの強みはよくわからないし、もちろんdAppsも出ていない……。
まだなんとも言えません。消えても不思議じゃない段階。イケハヤ的には投資はできないなぁ。— イケダハヤト@仮想通貨 (@IHayato) 2017年12月29日
しかしADAコインの将来に期待する声もツイッターで見受けられました。
イケハヤがADAコインをよくディスってるけど普通に凄くないか?ADAをデビットカードにしたり将来量子コンピュータ対応になったりするんだぞ?まさに未来のコインだと思うんだけど。イーサリアムは俺送金で何度もGOXしそうになり嫌な思いをしたから完全にADAに期待だけどね。
— 文次郎 (@rikouyama) 2018年1月7日
技術的に素晴らしいものなのかもしれませんが、カルダノがイーサリアムといった他のプラットフォーム系の仮想通貨に勝てるのかと言われたら・・・将来性があるとは言えないですね。
「カルダノ・ADAコインは◯◯が優れているから投資してるよ!」という人がいたらTwitter(@Hiropto0907)でぜひ教えていただきたいです!
ADAコインの買い方
そんなADAコインですが、価格が度々高騰しているので短期的な値上がりによる利益を狙いたい方にとっては狙い目な仮想通貨かもしれませんね。
ADAコインを購入するにはBinanceという仮想通貨取引所がおすすめです。
取引手数料が0.05%で取り扱う仮想通貨の種類も100種類と、今世界で一番人気のある仮想通貨取引所なんですよ。
買い方の手順は以下の通りです。
- Zaifやcoincheckでイーサリアムを購入
- 購入したイーサリアムをBinanceへ送金
- そのイーサリアムを使ってADAコインを購入(イーサリアム建て)
登録も1分ほどで終わり、本人確認をする必要もないので登録しておいて損はない取引所です。
以前登録方法や、Binanceのメリット・デメリットについて解説しているので興味のある方はぜひご覧ください!
ADAコインまとめ
今回はADAコインについてまとめてみました。
今回の記事をまとめるとこんなかんじです!
- ADAコインはカルダノというプラットフォーム上で利用される仮想通貨
- チャールズ・ホスキンソン氏が開発に関わってることで注目
- カルダノのプラットフォームを使ってアプリを作れる
- しかしカルダノで作られたアプリは未だにゼロ
- 個人的には過大評価な通貨だと感じた
- 短期的な値上がりは期待できるので、購入するならBinanceで
新たな投資先を発掘するために今回はADAコインについて調べてみましたが、僕はADAコインには投資しません!
最初の戦略のようにオンラインカジノプラットフォームを作ってくれるのであればかなり面白い投資先になると思ったのですが、今の現状を見てしまうと微妙ですね・・・
でもまあかなり勉強になったので良しとします(/・ω・)/
これからもBinance銘柄を中心に仮想通貨を調べていくので、宜しくお願いします!
こんにちは、仮想通貨ブロガーのヒロ(@Hiropto0907)です!