
一つの論文がすべての始まり
ビットコインはある人物が2008年に発表した一つの論文がすべての始まりでした。
2008年11月、「サトシ・ナカモト」と名乗る人物が暗号理論に関するオンラインコミュニティで「Bitcoin A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:P2P電子キャッシュシステム)」という論文を発表しました。
この論文には、
- 暗号技術を使ってお金を取引すること
- 金融機関を介さない直接的な取引ができること
などが述べられています。
そしてこの論文に興味を持った何人かのエンジニアが、サトシ・ナカモトが作成したプログラムコードを使いそれぞれ分担して開発したことでビットコインが誕生したのです。
この最初にビットコインを開発した人は「コア・デベロッパー」と言われ、ビットコインのソフトウェアを今でも開発しています。
ビットコインは誰か個人が作ったものではなく、サトシ・ナカモトと名乗る人物が書いたビットコインの設計書を使って複数のエンジニアが分担して作ったものである。
サトシ・ナカモトは今でも誰か分からない
ビットコインを構想した「サトシ・ナカモト」という人物、一体誰なのかめちゃくちゃ気になりますよね。
しかし実はこの論文を書いた“サトシ・ナカモト”という人物、今日まで正体が不明なままなのです。
名前は日本人っぽいですが、国籍も分かりませんし性別も不明。
1人でこの論文を書いたのか、それとも複数の人が協力して書いたのか、そもそも何のために作ったのかも分かりません。
2016年5月12日にオーストラリア人のクレイグ・ライト氏が「自分がサトシ・ナカモトだ」と名乗り出るという出来事もあったのですが、ライト氏がサトシ・ナカモトであるという確かな証拠もなく、サトシ・ナカモトという存在は闇に包まれたままです。
ではなぜ「サトシ・ナカモト」は名乗り出てこないのでしょうか?
この理由について、一説によると「サトシ・ナカモト」は現在約100万ビットコイン(日本円で1.6兆円くらい)保有しているため、バレてしまうと課税される危険性があるとして名乗り出てこないのではないかという憶測がなされています。
これがもし本当だとしたらビットコインの構想者がビットコインの税金に悩まされるなんて滑稽な話ですね(笑)
インターネット以来の発明と言われている
この「サトシ・ナカモト」が構想したビットコインは“インターネット以来の発明”とも言われているんですよ。
約20年前、インターネットが登場した当時は。多くの人が「何それ?」「どうなっているの?」「危険性はないの?」と思ったはずですが、今はもう誰もが当たり前のようにインターネットを使い、ネット無くしては仕事も生活もできないくらいになっています。
人々の暮らしも仕事も変えた大きな技術ですが、実はインターネットも開発者がだれか分かっていません。ビットコインもそれに近いのではないかと思います。(出典:1時間でわかるビットコイン入門)
開発者がだれか分からない、人々の生活を劇的に変化させた…
インターネットとビットコイン、なんだか似てますね。
もし20年後、仮想通貨が当たり前の世界になっていたら20年後、「やっぱりビットコインはインターネットと並ぶ発明だったね」と言われるでしょう。
僕はそんな日はすぐに来ると思っています。
10年前、スマホという言葉なんて聞いたこともなかったのに今ではみんなスマホを使ってインターネットで検索したりゲームをする時代になっています。
たった10年でこれなので、20年後はもっと科学技術の進歩した時代になってること間違いありません。
そう考えると20年後ビットコインといった仮想通貨が日常生活で使われていても何らおかしい話ではないわけですよね。
まとめ
今回はビットコインがどうやって生まれたのかについてサクッと解説しました。
ポイントは以下の2点です。
- ビットコインは一つの論文から始まった
- ビットコインを構想した「サトシ・ナカモト」という人物は未だ正体がわからない
誰が何のために作ったのかわからないビットコインですが、今日まで着実に成長し続け、人々の生活を劇的に変化させるテクノロジーであることは間違いありません。
これからますますビットコイン・仮想通貨といった言葉が身近になってくると考えられるので、ビットコインの基礎的な知識は頭に入れておくようにしましょう!
こんにちは、仮想通貨ブロガーのヒロ(@Hiropto0907)です!
今回は「ビットコインの起源」についてサクッと解説していきたいと思います。
様々なメディアに取り上げられ今ではすっかり有名になったビットコイン。
今は値動きの激しさや投資対象としてフォーカスされがちですが、このビットコインは誰が何のために作ったものなのでしょうか?。